みりんレシピ6選

入江豊三郎本店の本みりんだから美味しいレシピ6選

レシピ1:さつまいもプリン

さつまいもプリン

みりんの持つ優しい甘みとさつまいもの甘みを最大限に引き出した、砂糖不使用のプリン。
サツマイモなしでもおいしいのですが、今回はちょっとアレンジしました。

このレシピで使う調理効果:

◆ 柔らかで奥行きのある甘みをつける
◆ コク・うまみをつける

《材料》(180ml耐熱容器4つ分)

さつまいも 1本(皮をむいて150g程度)
トモヱ本味醂または手仕事本味醂 150cc
牛乳または豆乳 100cc
卵 3個
トモヱ本味醂または保命酒(カラメル用) 100cc
1. 本みりんを小鍋に入れる。さつまいもは皮を向いて、ごくうすくスライスし、本みりんの入った小鍋に入れる。スライサーがある場合はそれを使っても良い。極弱火に10分ほどかけ、マッシャーや泡だて器などで頻繁にくずしながら全体が半透明のジャム状になるまで煮る。
2. 金色のジャム状になったら、絶えず混ぜつつ、牛乳を少しずつ入れる。入れ終えたら火をとめ、よく溶いた卵を入れてよくまぜる。
3. ざるや濾し器でこす。(濾さなくても食感が残っておもしろい。)
4. 耐熱容器に3を入れ、30分程度蒸す。オーブンの場合は、オーブン天板に水を入れた状態で160℃で35分蒸し焼きにする。
5. カラメル用の本みりんまたは保命酒を小鍋に入れ、おおよそ半量になるまで煮詰める。煮詰まったら出来上がったプリンにお好みでかけてできあがり。

レシピ2:レモンジャム

レモンジャム

レモンの香りを存分にひきだして、でも本みりんのうまみがレモンの酸味を上手にまとめてくれます。
今回は、入江豊三郎本店のある広島の名物・レモンでつくりましたが、他の果物で簡単にできますので、いろいろ試してみてください。

このレシピで使う調理効果:

◆ 柔らかで奥行きのある甘みをつける
◆ 酢カド・塩カドをとるる

《材料》

みりん 200cc
レモン 3個
ジンジャーパウダー ふたつまみ
※ジンジャーパウダーの代わりに極薄の生姜スライス1枚をみじん切りにしたものでもよい
1. レモンはよく洗い、うち2つは皮をむいて実だけを取り出す。もうひとつは薄くいちょう切りにする。(丸いスライスでもよい)
2. 小鍋に入れて、本みりん、ジンジャーパウダーを入れて中火で煮る
3. 少しとろみがでて、明るい琥珀色になるまでにつめて完成。みりんが冷えるとかたまりますので、かためすぎに注意

レシピ3:いわしのすだち煮

いわしのすだち煮

いわしと入江豊三郎本店の本みりんの相性は抜群。作り置きにも便利な簡単レシピです。この造り方なら本みりんのアルコールのおかげで臭みがよくとれます。オススメはすだちですが、レモンなど他の柑橘類でもおいしいですよ。

このレシピで使う調理効果:

◆ 食材の不快なニオイを減らす
◆ コク・うまみをつける
◆ 酢カド・塩カドをとる
◆ 煮崩れを防ぐ

《材料》(4人分)

イワシ  8尾(400~450g)
本みりん 100cc
水  350cc
濃口しょうゆ 50cc
塩 ひとつまみ
すだち 1つ
1. イワシはよく洗い、水気をふいておく。
2. フライパンに本みりんを入れ、中火で沸騰させる。沸騰したら、イワシを並べる。水と濃口しょうゆを入れ、キッチンペーパーをフライパンに合わせて丸く切って真ん中に穴をあけたものを落とし蓋にして、引き続き中火で煮る。
3. 沸騰して10分ほどしたら火をとめ、落とし蓋をとる。すだちを薄くスライスする。盛り付ける器を用意して、煮汁を少ししいてからイワシをならべ、その上にすだちを並べる。
すだちを並べ、そのすだちの上から煮汁をさらにかけて、できあがり。

レシピ4:鯛めし

鯛めし

鞆に行くと必ず見かけるのが、鯛料理の看板。そう、エスニックのタイ料理じゃなくて、魚のタイ料理。そんな鞆の香りをおうちでもどうぞ。また、本みりんのおかげで米がつやっと仕上がるのも食欲をそそります。
今回は鯛のアラでつくりましたが、もちろん切り身でもおいしいですよ。

このレシピで使う調理効果:

◆ 食材の不快なニオイを減らす
◆ コク・うまみをつける
◆ テリ・ツヤを与える
これ以外にも、本みりんにはごはんが炊ける飯炊き臭を軽減するという調査結果もあります。

《材料》(3~4人分)

米  2合
鯛アラ 300~400g程度
日本酒 適量
本みりん 大さじ2
水 400cc(すしめしライン)
昆布 5cm角枚
うすくち醤油  大さじ2
塩  小さじ1/2
生姜  1/2カケ
かいわれ、木の芽など お好みで
1. 米を洗い、ざるにあげて30分ほどおく。タイはうろこをとって水洗いし、水気をふく。水気をふいたら、日本酒を全体にまぶす。生姜は千切りにする。
2. 炊飯器の炊飯釜に米を入れ、すしめしの線まで水を入れる。そこに本みりん、うすくち醤油、塩を入れてさっと混ぜてから、鯛と生姜を入れ、炊飯する。
3. 炊きあがったら混ぜほぐし、お好みで木の芽などをのせてできあがり。

レシピ5:ミートソーススパゲッティ

ミートソーススパゲッティ

子どもも大人も大好きなミートスパゲッティ。トマトと肉のおいしさをよりワンランクアップさせてみませんか。トマトの酸味をまろやかにして、旨味をぐーっと前にだし、柔らかな甘みと旨味が調味料をシンプルにしても美味しく仕上げてくれます。また、お肉と本みりんの入れるタイミングが肝心かなめ。肉の臭みを減らして、おいしさだけを残してくれますよ。

このレシピで使う調理効果:

◆ 酢カド・塩カドをとる
◆ 食材の不快なニオイを減らす
◆ コク・うまみをつける
◆ 柔らかで奥行きのある甘みをつける

《材料》(4~5人分・つくりやすい分量)

玉ねぎ 1個(200g)
にんじん 1/4本(50g程度)
サラダ油 大さじ1
合挽き肉 400g
乾燥オレガノ 1つまみ
カットトマト 1缶(380~400g)
トマトジュース 100cc
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
本みりん 100cc
ケチャップ 大さじ1
スパゲッティ 400g
塩(麺茹で用) (水3Ⅼに対して)大さじ1
1. 玉ねぎはみじん切りにする。にんじんは5mm角に切る。
2. 大きめのフライパンか鍋に水に入れ、塩を入れ、沸騰させる。
3. フライパンにサラダ油をしき、玉ねぎを入れて中火で炒める。玉ねぎが透明になってきたら、ひき肉を加えて炒める。
4. ひき肉が半分ほど色が変わったら、本みりんを加え、強火に切り替えてさらに炒める。
5. ひき肉が炒まって、ほぐれてそぼろ状になったら、中火に戻して、塩・こしょう・オレガノを入れてまぜ、ケチャップとカットトマト・ケチャップを入れて全体になじむように混ぜる。ひき肉は炒めすぎないようにするとよい。
6. このタイミングでパスタを茹ではじめる。パスタの茹で時間と同じ時間(7~12分程度)、時々混ぜながら煮込んで出来上がり。

Point! トマトは煮込むと味がまろやかになってコクが出るので、5の時点で少し物足りなくても6で辛抱強く煮込むとおいしく仕上がります。
Point! これは比較的まろやかでお子さんも食べやすい味付けですが、大人向けには、ケチャップのかわりに小さじ1のウスターソースを入れるとパンチがききます。よりまろやかにしたい場合はお味噌がオススメです。

レシピ6:鶏肉の照り焼き

鶏肉の照り焼き

本みりんの真骨頂、照り焼き。レシピを作った本人も、本みりんを知るまで、照り焼きをどうやって作ったらよいかわかりませんでした。でも、実際はシンプル。本みりんを使えばいいだけだったんですね。照り焼きのモトなんて全然必要なくて、本みりん自体が照り焼きのモトだということに気づきました。
おさかなも良いですが、今回は、トモヱ本味醂をつかうとこっぽりした印象に仕上がる鶏の照り焼きです。

このレシピで使う調理効果:

◆ テリ・つやをつける
◆ 食材の不快なニオイを減らす
◆ コク・うまみをつける
◆ 柔らかで奥行きのある甘みを与える

《材料》(2人前)

鶏肉 300g前後1枚
本みりん 大さじ2
醤油 大さじ1
1. 鶏肉を全体にフォークで穴をあけ、フライパンに皮目を下にして鶏むね肉をおく。中火で3分ほど蓋をしてやく。
2. 4分したらひっくり返し、本みりんを加えて蓋をし、引き続き中火に5分ほどかける。
3. 仕上げに醤油を加えて両面にからめながら焼く。ふつふつ沸く泡が1cm弱になったら、火をとめる。
4. 火を止めた時点でサラサラでも、温度が下がってくるとしっかりととろみが出てくる。少し温度がさがってタレがからみやすくなったころに、タレを絡め直して盛り付けるとよい。